12/22(月)京都府立大学にてカードゲーム「2050カーボンニュートラル」を実施しました。
京都府立大学 ゼロカーボン推進イベント
みんなでつくる”サステナブル”
ゼロカーボンゲーム体験会
主催:京都府立大学ゼロカーボンキャンパス推進センター、京都地域未来創造センター、京都府立大学ACTR「府下自治体の脱炭素化を加速するための調査研究」グループ
2025年12月22日(月)に、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を実施しました。33名の参加者がありました。
「2050カーボンニュートラルゲーム」は、楽しさとリアリティを両立した体験型学習として高く評価され、参加者は“協力の重要性”“現実社会の難しさ”“役割間の相互作用”を実感し、カーボンニュートラル理解の深化と行動意欲の高まりにつながっていました。
アンケート自由記載まとめ
下記、参加者アンケートの自由回答欄をとりまとめたものです。
1. 体験型学習としての高い評価
「楽しい」「面白い」「また参加したい」といった肯定的評価が非常に多い。
ただ講義で“知識を教わる”よりも、「体験し、自分で考える」ことで理解が深まったという記述が多い。
学校(中学校・大学の授業など)での活用に適しているという意見が散見される。
2. 連携・協力の重要性を実感
各チームだけでなく、他組織と「交渉・情報共有・協力」しないと目標を達成できない点が印象的だったという声。
個人や一企業だけでは解決できず、「社会全体で動く必要性」を強く感じたという気づき。
3. 現実社会とのリンク(リアリティ)
ニュースや設定が現実の社会課題と連動しており、臨場感がある。
企業利益と環境配慮のジレンマ、政府の難しさ、農林業の資金難など、「実社会の困難さ」を体感できたとの指摘。
一度うまくいかなくなった時の“失望感”も含め、現実に近い感覚が得られたという声。
4. 環境・カーボンニュートラル理解の深化
カーボンニュートラルの考え方を「初めて理解できた」「よいきっかけになった」という記述。
CO₂排出・吸収の関係や、対策の効果が連動している構造理解が進んだ。
市民・企業・NPO・政府といった役割の違いと相互作用を理解。
5. 役割による学びの違い
企業:利益追求と環境配慮の両立の難しさを実感。
NPO/市民:全体最適を考える難しさ、ムーブメントの重要性を理解。
政府:広範な影響力と意思決定の重さを体験。
農林業:資金不足や支援不足の問題を現実的に感じたとの記述。
6. 失敗からの学び・改善意欲
途中で目標達成が厳しくなり「やる気が落ちたが、協力の重要性に気づいた」という振り返り。
「もっと他チームと交流すべきだった」「カードの選び方を変えたい」など、次回に活かす姿勢が見られる。
7. 今後への期待・提案
より多くの人に体験してほしい、学校や授業に広げたい。
オンライン版や継続的イベントなど、参加機会拡大への期待。
政策・企業の取り組みが現実でも進むことへの期待やモチベーション向上。

