お知らせ

【2018年春】サクラの開花日調査にご協力を!

【2018年春】サクラの開花日調査にご協力を!

平成30 年2月9日
京都府地球温暖化防止活動推進センター
京都市中京区西ノ京内畑町41番3
Tel:075-803-1128 FAX:075-803-1130
E-mail:sanka@kcfca.or.jp

各位

2018年サクラ開花日調査ご協力のお願い

今年は1月京都府内も大雪に見舞われるなど、寒さの厳しい冬になっていますが、梅の便りも聞かれる季節になりました。今春も、「京都府内のサクラの開花日調査」を増田啓子先生(龍谷大学名誉教授)の協力のもと実施しますので、ぜひ調査にご協力いただきたくご案内いたします。

以前からご協力いただいている方は、ぜひ昨年観察したサクラを観察してご報告下さい。今年から新しくご協力いただける方は、「この1本」と思うサクラを標準木として選んでいただき、継続して観察して下さい。「開花日」と「満開日」の定義や観察する木の選び方など詳細は、別添の「サクラ開花調査方法について」をご覧ください。

観察の目安として、昨年の分析結果(下図)と当調査の過去8年間(裏面)の開花日・満開日についてお知らせいたしますので参考にして下さい。ちなみに、京都気象台発表の昨年の京都市内サクラ開花日は平年より3日遅い3月31日でした(京都気象台情報についても裏面に掲載)。それぞれの地域の情報を参考にしていただければ幸いです。

また、気象庁豊岡気象台・舞鶴気象台の生物季節観測が無くなってしまった現状の中、京都府北部にお住まいの方からの情報が大変貴重なデータになっていますので、ぜひご協力下さい。

皆様から寄せられたデータをもとに、開花状況を増田先生に続き分析いただき、その結果は当センターニュースレター等でお知らせしていきます。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

1. 調査マニュアル・調査用紙ダウンロード

(ファイルの保存方法)

  • Windows:右クリックして「対象をファイルに保存」
  • Macintosh:長押しして「リンクをファイルにダウンロード」

京都気象台(京都市内のサクラの開花日)

平年値3月28日(統計年数30年)
2010 3月19日
2011 3月28日
2012 4月3日 標本木を二条城内に変更
2013 3月22日
2014 3月28日
2015 3月27日
2016 3月23日
2017 3月31日

京都気象台(京都市内のサクラの満開日)

平年値4月5日(統計年数30年)
2010 4月1日
2011 4月7日
2012 4月9日 標本木を二条城内に変更
2013 3月30日
2014 4月5日
2015 4月1日
2016 4月2日
2017 4月7日

サクラの開花調査方法について(2018年)

実施内容

  • ソメイヨシノの開花日について京都府内全域で調査を行います。

調査期間

  • 平成30年3月11日~4月15日(統一調査日3月11日(日)・18日(日)・25日(日)・4月1日(日)・8日(日)・15日(日))

観察の手順と調査シート記録方法

①調査樹木:サクラの種類は非常に多いので、基準のサクラをソメイヨシノとしますが、どのサクラでも観測してみてください。

  • サクラの種類が多く、ソメイヨシノと判断できない場合、また開花の程度が判断できない場合は写真撮影し添付してください。
    写真を添付する場合、可能であれば調査票の感想欄(※印欄)に添付してくださるようお願いします。
  • できるだけ、1本独立していて樹木全体が観察できるサクラを選んでください。
  • 昨年観察した方は、できるだけ昨年観察した木と同じ木を観察してください。

②サクラの開花一斉調査シートに下記の項目について記入してください。

  • 観測者氏名、天気、観察の日時と住所を記入してください。
  • 観察場所の特徴をご記入ください(番地まで記入、もしくは公園名や学校名を書いてください)。経度・緯度は分かる場合のみご記入ください。
  • 樹木全体の開花している割合をご記入ください。
    ※割合区分の目安は調査シートにもありますが、次のとおりです。

    • まだ咲いていない
    • 開花(5~6輪開花)
    • 満開(80%)
    • 散り始め

    ※開花日とは、5~6輪開花した日を示します。

サクラ(ソメイヨシノ)の開花について

多くの植物は、その結実の過程として花を開きます。これが開花です。

サクラ(ソメイヨシノ)の開花日とは、対象とする樹木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日とします。ちなみに、満開日とは、対象とする樹木で、約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日です。

サクラ豆知識

サクラは日本を主として、アジア東部に分布し、その種類も多いです。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラとの交配種で江戸末期から始まる品種です。

サクラの開花については、まだ開花していない場合、花柄から蕾までの長さを計ることで、開花日が予想できます。 長さが1.6cmを超えると約1週間後に開花するようです。

サクラ開花日調査をするにあたっての目的や概要について

なぜ調査するの?

サクラ(ソメイヨシノ)の開花日やカエデ(イロハカエデ)の紅葉日を調査することにより、その結果から季節の遅れ進みや気候の違いなどを知ることができます。

日本では、地球温暖化の影響として梅やサクラの開花が早くなったり、カエデの紅葉が遅れたりしています。京都でも、サクラの開花日が過去30年間で1週間早くなったり、カエデの紅葉が遅れたりしています。そこで、この調査では、京都府内の生き物を観察することで、私たちのまわりに何が起こっているのか実際に体験するとともに、記録を残すことで地域の生き物の変化を見守ります。

誰が調査するの?

京都府内にお住まいの方は誰でも参加することができます。この調査は年2回とし、見分けがつきやすいソメイヨシノとイロハカエデを観察します。観光でお花見に出かけたときの「ついで観察」でも大丈夫ですし、自宅周辺への身近なサクラを調べるのでも構いません。今回はサクラの調査を行っていただきます。

調査の基礎知識

地の調査結果を互いに比較すること、また、同じ地域の調査結果を長期間にわたって比較することを目的としています。そのためには、できるだけ自然の状態に置かれている植物を対象とし、一定の方法で、同一の固体(植物)を調査しましょう。

開花や紅葉などの現象は、局地的な気象の影響を受けやすいので、できるだけ建物などの影になる場所を避け、なるべく周囲の開けた場所を選びましょう。

調査結果の報告について

  • 調査された方から調査シートを順次ファックス・郵便・またはE-mailにて京都府地球温暖化防止活動推進センターまで送付ください。郵送の場合は、申し訳ありませんが、郵送代は調査された方負担でお願いします。
  • E-mailで報告くださる方は、京都府温暖化防止センターのホームページから調査シートをダウンロードし、下記のE-mailアドレスに返送して下さい。
  • 調査結果は、順次送付下さい。なお、平成30年4月28日(金)頃まで受付けます。

調査結果の発表について

  • みなさんから寄せられた調査データをもとに、増田啓子先生(龍谷大学名誉教授)に分析していただき、京都府内のサクラ開花日分布図(等期日線)等としてフィードバックしていただきます。
  • 京都府地球温暖化防止活動推進センター発行の季刊ニュースレター「うぉーみんぐ」やホームページ上で結果発表します。

サクラやカエデ調査など生物季節観測について

※さらに詳しく調べたい場合は、関連サイトのホームページにアクセスして下さい。

結果報告送付先

※京都府地球温暖化防止活動推進センターまで送付してください。