事業内容

04 NPO法人 京都シニアベンチャークラブ連合会(省エネ研究会)

No04. 電力の見える化での中小企業の省エネ支援

NPO法人 京都シニアベンチャークラブ連合会(省エネ研究会)

企業OBたちが立ち上がった!中小企業を無料省エネ診断し、投資実質ゼロでエネルギー消費を約15%削減。

団体紹介

京都シニアベンチャークラブは、「企業等OB人材の有効活用」と、「シニアが生きがいをもって参加できる社会づくり」を目指し設立されました。

同クラブ内「省エネ研究会」は、「京都議定書発祥の地・京都発の省エネモデルを作りたい!」という思いから、企業OBたちのノウハウを結集し、中小企業対象の「無料省エネ診断」を始めました。

応募取組「電力の見える化での中小企業の省エネ支援」とは?

厳しい不景気の折、各企業にとってコスト削減は大きな課題です。しかし多くの中小企業には、「どこをどう削ればいいのか」調査・分析する余裕がありません。

同会は、依頼企業の工場へ診断に行き、どの機械がどれくらい電気を使っているかを測定=「見える化」します。そして測定結果を分析し、依頼企業と共同で改善計画を策定します。

2009年3月から2社で試行した結果、投資実質ゼロで、総消費電力量の約15%を削減することができました。同会は2010年3月までに15社を目標にして無料診断を実施する予定です。15社で電力使用量を15%削減できると、年間658.8トンものCO2を削減できる計算です。

知恵を生かしてムダを削るこの取組、省エネ策に悩む企業やISO14001やKESを取得し次のステップを模索している企業をサポートし、京都府下のみならず全国に広げていけるモデルを示しているといえるでしょう。

京都シニアベンチャークラブのメンバーたちが、依頼企業を訪れて打ち合わせ中。
依頼企業の工場で、各機器の消費電力量を調査している様子。
オリジナルの省エネコントロール器。これを工場の機械に取り付け、エネルギー使用状況を改善します。