事業内容

インタビュー 「食に関連する温暖化対策や地域活動」

インタビュー 「食に関連する温暖化対策や地域活動」
~第8期推進員府内各地で活躍中!~ 推進員 黒岡芳子さん(201901うぉーみんぐ収録)

食に関連する温暖化対策や地域活動に力をいれている黒岡さん。日々の活動で大切にされていることをお聞きしました。


きっかけは婦人会での活動

「環境活動のきっかけは婦人会(現 宮津市地域女性の会)での水質改善活動。昔はみんな婦人会に入るのが普通だったから」と謙虚に語る黒岡さん。当時の婦人会では、阿蘇海をきれいにするため、鍋の掃除用ゴムベラの配布や、生ごみ肥化普及などの活動を実施していました。活動を継続しているうちに行政との協力も進み、だんだんと実を結んでいきました。こうした中で、黒岡さんは 2005年に推進員になります。

食を通じて地域を元気にしたい

推進員研修会で、食べ物の地産地消が温暖化対策にもつながるという「フード・マイレージ」の考えを知りました。「新鮮な地元のものを食べることは、おいしくて、安心安全で、温暖化対策にもなる」と聞き、地元の食べものの価値を改めて発見しました。それからは、産地情報を確認するようになり、畑も始めました。「丹後にはおいしいものがあります!」と黒岡さんは自信を持って言います。
宮津市地域女性の会は、京都丹後鉄道の岩滝口駅にて、10 年以上前から毎月1回のペースで「ほっとサロン」という喫茶コーナーを開催しています。ここでは、地元食材を使った手作りケーキやうどんを提供し、地元野菜も販売しています。「一人の時間が多いお年寄りの方に来ていただき、地域の人と出会う機会を増やしたい」という思いが「ほっとサロン」のきっかけだったとか。「最近の若い方は、仕事に子育てにと、とても忙しい。
ちょっとした工夫や段取りでおいしい料理を手軽に作るコツを知ってほしい。そして地元のおいしいものをおいしく食べて、地元の良さを知ってほしい」と黒岡さんは語ります。

エネルギーの地産地消の担い手育成も

12 月 16 日には、宮津市地域女性の会主催の「餅つき大会」で、再生可能エネルギー工作教室を開催。季節にあわせて、太陽光発電の電気をためて暗くなると光る「ソーラークリスマスツリー」を作りました。もちろん、単なる工作教室に終わらず、地球温暖化問題の講座も実施。食べ物だけではなく、エネルギーの地産地消を担う次世代の人材育成にも取り組んでいます。
暮らしに近いところで温暖化対策と地域を元気にする活動をされている黒岡さんは、今日もすてきな笑顔で動いています。