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【08】グリーンリカバリーって?

グリーンリカバリーって?

みなさん、テレワークやオンライン帰省など、コロナで一変した生活にはもう慣れたでしょうか。緊急事態宣言や休校、外出自粛など本当にいろいろなことがありましたね。

社会全体としては経済に多大なダメージを負っていますし、京都でも特に観光業や飲食業が打撃を受けているのを実感しているのではないでしょうか。

しかし、こういった新しい生活様式が今後続いていく状況の中で、コロナと共存しつつも経済を徐々に回復させていく必要があります。
そしてその際に、世界で注目されている重要な考え方があるんです。それがグリーンリカバリー(緑の復興)です。
単に元の経済や生活に戻るのではなく、どうせ立て直すなら、気候変動などの社会問題を解決した、持続可能な社会にしよう、という考え方です。

具体的には、脱炭素で循環型の社会を目指すための投資を行うことなどによる経済復興のことを指します。

グリーンリカバリー1

経済を立て直す、というと環境問題などよりも経済政策を優先させそうになりますが、実はそうではなく、環境にも配慮しながら経済を立て直すグリーンリカバリーの実現そのものが、今後の経済成長につながる、という研究報告が国際エネルギー機関(IEA)より発表されています。(※1)

その報告によると、太陽光や風力などの再生可能エネルギーや省エネ、電気自動車の購入補助などに今後3年間(2021~2023年)で3兆ドル(日本円で約300兆円)を投じれば、世界のGDPは2023年には3.5%増加するとされています。

グリーンリカバリー2

また、2023年までの3年間、毎年約900万人の雇用を確保・創出し、さらに、2023年にエネルギー起源の温室効果ガスの排出量が45億トン削減する見込みであるとも示されているんです。

グリーンリカバリー3

実際にEUでは、新たにつくった7,500億ユーロ(約90兆円)の復興基金の中でも、グリーンリカバリーを成長戦略の要と位置づけています。(※2)

日本でも環境省と経団連が、コロナ危機と気候危機に直面する中、「脱炭素社会実現を目指す」ことに合意するなどの動きがありました。(※3)

そして京都府は、「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロ」を目指すことを宣言しています。経済や生活を単に元の水準に戻すのではなく、せっかくなら気候変動(地球温暖化)がこれ以上進行しないように、脱炭素型の京都を作っていきましょう!

【参考】

・NHKホームページ(コロナ後の復興 「グリーン・リカバリー」とは?|おはBiz)
https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20200623/index.html

・(※1)
-WWFホームページ(ポスト・コロナの未来を創る「グリーン・リカバリー」についてIEAが報告書を発表)
https://www.wwf.or.jp/staffblog/news/4374.html

―IEA(2020) Sustainable Recovery報告書
https://www.iea.org/reports/sustainable-recovery

・(※2)駐日欧州連合代表部ホームページ(フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長、新型コロナ危機克服と将来への道筋を示す施政方針演説を行う)
https://eeas.europa.eu/delegations/japan/85244/86_ja

・(※3)環境省ホームページ(経団連と「環境と成長の好循環に向けたコロナ後の経済社会の再設計(Redesign)-脱炭素社会に向けた環境省・経団連の連携に関する合意-」を取り交わしました)
https://www.env.go.jp/policy/redesign.html

・(グラフの引用元)
環境省(ポストコロナと脱炭素化に関する国内外の議論の状況)
http://www.env.go.jp/policy/%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%A8%E8%84%B1%E7%82%AD%E7%B4%A0%E5%8C%96%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B.pdf

★京都府は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指しています。
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#京都の人に伝えたい気候変動のはなし
#2050年実質ゼロ