事業内容

みらいふ、与謝野町長から諮問があり答申!

~第10期推進員 府内各地で活躍中!~
みらいふ、与謝野町長から諮問があり答申!

よさの百年の暮らし委員会(愛称「みらいふ」:「みらい」と「らいふ」を合わせた造語:以後みらいふ)は、地球温暖化対策地域協議会として2011年に設立された、町民、事業者、地球温暖化防止活動推進員、与謝野町等が参加するパートナーシップ組織です。
みらいふの会長を務めておられるのが、第10期推進員の井上重子さんで、メンバーのうち11名が第10期推進員です。

2020年7月、山添町長からみらいふに、「第2次与謝野町地球温暖化対策実行計画区域施策編」に関する諮問がなされました。
学者や地域の有力者が作る審議会に諮問する一般的なプロセスではなく、計画推進のためのパートナーシップ組織に諮問するという形です。
2020年10月と11月に、メンバー全員が与謝野町民であるみらいふ独自でワークショップを行い、2050年に二酸化炭素排出量実質ゼロを実現した与謝野町の未来絵図を描き、それを答申に反映させていくという手法をとりました。
与謝野町では、その答申をもとに取りまとめを行い、計画を策定しました。
当センターの副センター長である木原は、与謝野町地球温暖化対策実行計画区域施策編策定アドバイザーとして、ワークショップ等一連のサポートをしました。

 

みらいふ
みらいふ(左から二人目が井上さん)と与謝野町長と木原副センター長

 


みらいふの会長を務めておられる井上重子さんにお話をお伺いしました。

「今回の区域施策編は、みらいふを中心として、町民達がつくっていったという実感があります。
しかし、作ったことに満足してしまって、このまま終わってしまわないようにしたいと思っています。
本当は皆が関心を持ってゼロの実現に動いたら、すぐにでもいろんな事が変わっていくと思いますが、そう簡単には関心を持ってくれないのが現実ですね。」と重子さんは言います。

あと9年でCO2排出量を半分に!

「数年前に京都環境フェスティバルで気象予報士の方が、これから温暖化が進み、日本も気温が40度になると言っておられましたが、現実にその2年後には40度を超えてきたので、びっくりしたのと同時に怖かったです。
だから、このように、このまま今の生活を続けていったら、さらに気温は上昇して、土地が乾燥して作物も育たなくなり食糧不足になります。
海面温度も上がり、大雨や大きな台風が続き災害が増えます。
つまり、地球温暖化は、人間の命に関わる問題なのです。
だから、温暖化を止めるために、今動かないといけないんだと実感しています。
しかしながら、どう動けばいいのか分からない人が多いのではないかと思います。
2030年まであと9年です。それまでに半分にしないと、間に合わなくなるのですから。
実際に行動して変えていくことは、簡単なことではありません。
だからこそ、個人の力だけでなく、国や府、町の力も必要になってくるのだと思います。」と仰います。

(IPCCの1.5℃特別報告書によると、CO2排出量を2030年までに2010年度比で45%減少、2050年頃には正味ゼロにすることができれば、地球温暖化を1.5度以下に抑えられる。
抑えられない場合には、海抜上昇、熱波の被害や作物の収穫量減少等の影響が拡大するといわれている。)

人が関心を持って、動き始めるきっかけになる何かいい方法はないのでしょうか?

「小学校で環境の話ができる機会を作ることも考えています。ある子どもが小学校で、タバコの悪影響を勉強したそうなんです。
お父さんがタバコを吸っている時に、子どもが「お父さん、タバコは体に良くないから止めないかん。」って言ったそうです。
そうしたらそのお父さんが、タバコを止められたそうです。
子どもは素直だし、子どもの影響力っていうのは、大きいなって思うんですよ。
『大人が変われば子どももかわる。』という標語がありましたが、その逆もあって『子どもが変われば大人もかわる。』ということですよね。」

ワークショップで絵に描かれた2050年CO2排出量実質ゼロの与謝野町の姿

「ちりめんの産地で、地場産業がなくなるのは悲しいので、絶やさないように何かできたらなと思っています。
酒屋さんで、酒粕が余っているという話だったので、何かアイディアや提案できたらいいなと思っています。
阿蘇海にカキ殻も、すごい沢山あるのです。色んな企業とアイディアを出し合ったり、提案したり、特に廃棄しているものが活かせることを開発できたらいいなと思います。
与謝野町は、海もあるし山もあるし川もあります。川は、鮭が帰ってくるぐらいきれいな水になっているのです。
自然が豊かで、お米も食べる物も美味しいし、魚も美味しいし、全部地産地消でうまく活かしてまわせて行けたらなと思います。
都会に出ていった子供達にも与謝野町の良さを知ってもらって、地元に帰ってきてもらえたら、素敵だなと思います。
そうなれば与謝野町はもっと良くなっていくと思います。」

2050年の与謝野町

 

これからの活動について

「これからは、お金をかけて芸能人を呼ぶことよりも、簡単に体験できることや、お金がかからずにできること、ゴミとして捨てているような物を活かして、価値があるものを作り出せたらと思います。」

最後に、読者の方々へのメッセージをお聞きすると、こう答えてくださいました。

「読んでいただいて、ありがとうございます。
私たちの町、与謝野町は、みらいふを中心として、地球温暖化対策実行計画区域施策編を策定しましたが、皆さんの市町村でも、この様な働きかけをされているのでしょうか?
大切なのは、しっかり、町と町民がお互いを意識しあって、形だけではなく、ちゃんと話し合いをして、町の事を真剣に考えていくことだと思います。
そうしていく事で、きっと素敵な町になると思います。
私たちも作って、満足することなく、ちゃんと、実践していかなければ、何も変わらないと思っています。
でも、簡単なことでもありません。
しかしながら、地球を救うのも人間、壊すのも人間なのだということです!
とにかく、ひとりひとりが少しでも、地球の事を考えて、行動する事が大切だと思います!」