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【07】身近な宅配と気候変動の関係

身近な宅配と気候変動の関係

子どもへのクリスマスプレゼントや家族へのサプライズプレゼントが自宅に届いて、ばれそうになってあせった、なんていう経験はありませんか?

実はそんな事態を防ぐ方法があるんです。それが、自宅以外での宅配の受け取りです。
コンビニ受取・職場受取・営業所受取・公共の宅配ボックスの利用などの方法があります。これなら自分で確実に受け取ることができるのでサプライズプレゼントもばっちりです!

そしてこれは再配達の防止にもなっています。

みなさん必ず一度は経験したことがあると思うんですが、不在票が入っていたら、都合がつく日時を探して連絡して、指定した時間帯には「いつ来るか」と構えながら家で待って…と、貴重な休日の時間を取られたりして嫌ですよね。

そんな面倒を感じているのは私達だけではありません。配達する側もです。
よく考えたらそうですよね。何度も同じ家に配達に行かなければならないんですから。

年々増えている宅配個数(※1)で、再配達に必要な労働時間は1年間で1.8億時間。実に10人のうち1人のドライバーさんは毎日再配達だけしかしていない計算です。ドライバーさんの人手不足や長時間労働などが問題となっている中、これってすごく無駄ですよね。

さらに、再配達でトラックが走り回ることで約42万トン(年)のCO2が余分に排出され、気候変動にもつながります。

再配達問題

私たちが面倒に感じている再配達を減らせば、これら社会の問題も解決していきます。

再配達削減で三方よし

再配達削減とSDGs

では、具体的に再配達を減らす受け取り方を見ていきましょう。
おすすめは、コンビニ受け取りと宅配ボックス(公共・自宅・マンション)の利用です。どちらも、荷物を注文する際の受け取り方法の指定等で利用できます。
そしてこれらの方法なら、ほぼ24時間、好きなときに、比較的自宅の近くで受け取ることができます。

再配達削減の方法

さらに、宅配ボックスなら非接触で受け取れるので、このコロナ禍においては最強の受け取り方ではないでしょうか。
他にも便利な受け取り方がたくさんあるのでぜひこちらも見てみください。
https://www.kcfca.or.jp/project/takuhai-challenge/saihaitatu-sakugen/

そして実は、電柱を宅配ボックスにするという、面白い取り組みが京都の精華町で行われていたりします!(※2)
受け取り方はどんどん多様化していっているので、ぜひ注目してみてくださいね。

今年はコロナで宅配数そのものが増えています。
しかも12月は、1年で一番、宅配が多い時期です。
再配達による面倒を減らした受け取り方で、社会も良くしていきましょう!

2020年2月に京都府は「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロ」を目指すことを宣言しました。様々な受け取り方を選べる今、自分にとっても地球にとっても社会にとっても良い方法で宅配を受け取って、気候変動(地球温暖化)がこれ以上進行しないように、脱炭素型の京都を作っていきましょう。

【参考】

・(※1)20年前と比べると宅配個数は約2.6倍(約16億個から約42.5億個)。また、日本の年間平均宅配個数は約42.5億個(一人あたり30個以上)
https://www.kcfca.or.jp/wp-content/uploads/2019/11/eddaa69fc266e64712e6d427241414ab.pdf
・(※2)NHKニュース(新たな「置き配」の実証実験 住宅地の電柱に宅配ボックス 京都)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201019/k10012670881000.html

★京都府は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指しています。
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#京都の人に伝えたい気候変動のはなし
#2050年実質ゼロ