事業内容

市民団体の活動

NPO・地域協議会の活動です。


サイエンスライブショー「地球温暖化から地球を守る宇宙船にっぽん号の戦い」

NPO法人 サイエンスEネット(久御山町)

サイエンスEネット写真

NPO法人 サイエンス E ネットは、京都の理科教師が集まって結成した団体。現在、そのネットワークは日本中に広がり、温暖化や省エネに関する子ども向けの科学体験教室を全国で展開しています。

全国各地で開催している「サイエンスライブショー」では、宇宙船にっぽん号の乗組員たちが温暖化星人たちと戦うというストーリーの中に、科学実験や参加体験型学習を織り込み、温暖化の仕組みをショー形式でわかりやすく・楽しく伝えています。(2007年取材)

廃食用油回収・活用プロジェクト

NPO 法人 丹後の自然を守る会(与謝野町)

丹後の自然を守る会写真

NPO法人 丹後の自然を守る会は2001年に発足し、丹後地域と天橋立周辺の阿蘇海を美しくするため、家庭や飲食店から出る廃食用油を回収し、バイオディーゼル燃料(BDF)として再生させる事業をスタートしました。BDFは、燃焼時に発生したCO2が再び植物に吸収されるため、CO2を排出しないとされています。

府北部では、公用車・学校給食センターのトラック・デイケア送迎車など、BDFで走る車両が増え、取組の輪が拡がっています。(2007年取材)

グリーンカーテン設置普及プロジェクト

八幡市環境市民ネット(八幡市)

八幡市環境市民ネット写真

八幡市環境市民ネットは、2005年に2つの市立保育園でグリーンカーテンを設置しました。グリーンカーテンとは、夏に窓辺でつる性植物を栽培し直射日光をさえぎることで、エアコンの使用を減らそうという活動です。

八幡のグリーンカーテンは、翌2006年市立保育園と幼稚園全12園に拡大し、一般市民向けにも講習会が行われるようになりました。また、八幡での取組が府内に広く紹介されたのをきっかけに、府内全域にグリーンカーテン設置が普及しました。(2008年取材)

グリーンカーテン進化版 in 木津川市

木津川市こどもエコクラブサポーターの会(木津川市)

木津川市こどもエコクラブサポーターの会写真

木津川市こどもエコクラブサポーターの会では、グリーンカーテンの活動を、春:育苗 → 夏:栽培 → 秋:里山での腐葉土づくり → 冬:生ごみ堆肥づくりという形で、子どもたちと一緒に年間を通じて展開しています。

市内の保育園・小学校・中学校・公共施設・一般家庭などにカーテンを設け、同会メンバーが出前講座などを実施しました。この活動には府立木津高校草花クラブも参加し、高校で育てたゴーヤの苗の提供を受けています。(2007年取材)

生ごみリボーン・プロジェクト

精華町環境ネットワーク会議(精華町)

精華町環境ネットワーク会議写真

人口が急増している精華町では、家庭ごみの減量が重要な課題です。精華町環境ネットワーク会議では、EM菌(有用微生物群)を用いて家庭の生ごみを堆肥化し、農家で活用するプロジェクトを実施しています。

生ごみを減量することによって、ごみ焼却に使われるエネルギーが少なくなり、CO2排出の削減につながります。同会議では、生ごみ堆肥を使った農場で、子どもたちとサツマイモや枝豆を収穫したりすることで、食育と環境教育を進めています。(2007年取材)

京都府所有京都府立嵯峨野高等学校林間伐整備事業

NPO法人 美山町里山ふれあい振興会(南丹市)

美山町里山ふれあい振興会写真

右京区鳥居本にある京都府立嵯峨野高等学校の学有林では、戦時中、女学生たちがヒノキの苗を1本1本手植えしました。しかし、その後は手入れされないまま荒廃していました。

NPO法人 美山町里山ふれあい振興会は、この学有林の整備について京都府と保全協定を結びました。里山保全の専門技術を生かして、60年以上放置された森林の間伐整備を行い、学有林の有効活用をめざします。(2008年取材)

京都環境コミュニティ活動(KESC)プロジェクト

京のアジェンダ21フォーラム(京都市)

京のアジェンダ21フォーラム写真

京のアジェンダ21フォーラムでは、2007年から、複数の中小事業者が連携して社会貢献(CSR)を行う「KESCプロジェクト」を開始。中小事業者単独でCSRを行うのは難しいものですが、KESCではさまざまな事業者が協力し合い、学校への環境出前授業などを実現してきました。

「自然エネルギー環境学習チーム」、「交通環境学習チーム」、「市民共同おひさま発電所づくりチーム」、「水源の森づくりチーム」の4つのチームが活動を行っています。(2008年取材)

菜の花エコプロジェクト

NPO法人 エコネット丹後(京丹後市)

コネット丹後写真

NPO法人 エコネット丹後は、ごみとして捨てられている廃食用油を回収・リサイクルし、年間85トンのCO2排出を削減しました。廃食用油からつくられたバイオディーゼル燃料(BDF)は、地域で農家のトラクターやトラックの燃料として再利用されています。

また、市民とともに休耕田で菜の花を栽培し、菜種油を搾る活動も行っています。こうした取組を通じ、地域循環の仕組みづくりを進め、地域を元気にしたいと考えています。(2008年取材)

京都・西山森林整備の取り組み

西山森林整備推進協議会(長岡京市)

西山森林整備推進協議会写真

長岡京市西部には、約800haの森林・竹林が広がっています。2005年、森林所有者やNPO、地元企業、大学、行政が連携し、「西山森林整備推進協議会」を設立。翌2006年2月に「西山森林整備構想」を策定し、豊かな森林環境の保全育成に取り組んでいます。

活動には多くの森林ボランティアが参加しており、間伐などの森林整備や、子どもたちへの環境教育を行っています。また、地球温暖化防止への貢献をめざし、森林整備によるCO2削減量を毎年算出しています。(2009年取材)

  • 上記の情報は京都府地球温暖化防止活動推進センターが2007-2009年度に取材したものです。
  • 各活動の詳細については、京都府地球温暖化防止活動推進センターにお問い合わせください。
  • 上記は、環境省「都道府県センター普及啓発・広報事業」により作成しました。